放電

エアコン、炊飯器など動作がおかしくなった時、コンセントを抜いて放置すると直ることが多いです。(放電) コンピュータが組み込まれている家電もそうですが、パソコンも機器内が帯電すると誤動作が起きるため、放電をすることで改善することがあります。 また、電源が入らなくなるなどは、コンデンサがやられないように安全装置が働くことで帯電がなくなるまでPCを動作させません。

以下LenovoとDELLについて、放電方法を解説いたします。

1.Lenovoの放電

1.1 リセットボタンによる放電

ACアダプタ、USB機器等、本体からすべてを外す。
PC本体裏面のリセットボタンをクリップなどで、2秒押す⇒離す⇒2秒押すを数回繰り返す。

1.2 BIOSを設定して、電源ボタン30秒長押しで放電

(電源が入らないことによる放電を実施する場合は、BIOS設定はせず電源30秒長押しをしてください。) まずはPCからACアダプタを外してバッテリーのみの駆動にします。

Windowsを再起動して、画面が黒くなったら「F1」キーを連打し、BIOSを立ち上げます。こちらが立ち上がったBIOS画面。

「config」タブを選択し、「Power」を選んでエンターボタン

Power設定画面の一番下にある「Disable Built-in Battery」を選択し、エンターボタンを押します

ポップアップでウインドウが出てくるので「Yes」にしてエンターボタン

これで、内部バッテリー(フロントバッテリー)の無効化が完了。
電源ボタンを押しても起動しません。
この状態で電源ボタンを30秒長押しする。
無効化を解除する場合はACアダプタをつなげればOK!

2.DELLの場合

DELLの場合、本体の裏蓋を開けてバッテリーを取り外し電源ボタンを30秒長押する必要がありますが、それが難しいことが多いので以下の方法で行ってください。
パソコン本体からACアダプタ、ケーブル類、USBに接続されているものなどをすべて取り外し、2~3分電源ボタンを長押ししてから一晩放置してください。
翌日、PCを立ち上げて動作を確認してください。

3.デスクトップPCの場合

電源ケーブル、LANケーブル、マウス、キーボード、ディスプレイケーブル、周辺機器などすべて外す。

電源ボタンを30秒長押しする。

周辺機器以外の電源ケーブル、マウス、キーボードを接続します。

最後に電源を入れて、不具合が改善されているか確認します。